2025.11.30
【勉強会レポート】一生物の圧力鍋。鋳物屋の“誠実なものづくり”に触れて
先日、鋳物屋の堀井さん・松岡さんをお迎えし、社員向けに勉強会を行いました。
「圧力鍋って怖い」「扱いが難しそう」「重たい…」
そんなイメージをお持ちの方こそ、ぜひ知ってほしい。
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結論──
この圧力鍋は
「驚くほどおいしいごはん」
「家族みんなが安心して使える設計」
「ずっとそばに置いておきたくなる道具」
だと実感しました。
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ムスビガーデンでもお取り寄せ可能!
今回は、その魅力と背景をまとめてお届けします。
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山形・東根市で生まれる“誠実な道具”
鋳物屋の圧力鍋は、溶解・鋳造・組立・検査まですべて国内生産。
雪深い土地で磨かれてきたのは、
「丁寧な手仕事」と「長く愛される道具づくり」への揺るぎない姿勢。
少しのズレも許さない品質管理のもと、職人さんの“確かな手”で一つひとつ作られています。

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「命をあずかる道具」だからこそ──三重の安全機構
鋳物屋が大切にしている言葉があります。
「圧力鍋は“命をあずかる道具”。だから、安全性には絶対に妥協しない。」
今回の勉強会で安全管理について、一つ一つのこだわりをお話してくださいました。
圧力鍋の構造は複雑だからこそ、独自の厳しい安全基準を課し、
三重の安全機構で守られています。
1.スプリング式安全弁
2.チップ式安全弁
3.パッキンの最終安全装置
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もしひとつが作動しなくても、次の仕組みが必ず守ってくれる安心の構造。
さらに蒸気は“顔に当たらない方向”へ逃がす設計で、
圧力鍋が初めての方でも怖くありません。

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あえて“重い”のには理由がある
手に取ると驚くほどしっかりした重さ。でもその重さこそ、おいしさの秘密。
•熱をしっかり蓄えてムラなく伝える
•ごはんや玄米の甘みを引き出す
•少量でも焦げず、ふっくら炊ける
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「重くしたのは、おいしく調理するため。」
開発部・松岡さんのお言葉が印象的でした。
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35分で“もちもち玄米”。浸水なし!
鋳物屋の圧力鍋が圧倒的にすごいのは、玄米が浸水なしで香り高く炊き上がること。
・最大130Kpaの高圧設計
・二層構造の内鍋で焦げにくくふっくら
・火加減はずっと“中火”のままでOK
玄米をここまで簡単&おいしく炊ける圧力鍋は、なかなかありません。
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新商品「GR(グランクリュ)」がさらに使いやすく進化!
新シリーズ「GR」は、より日常使いしやすい仕様に。
・白米の炊飯がおいしくなる設計
・圧力抜きが自動化 → おもりを傾ける操作ナシ
・蒸気音が静か、蒸気も上へ細く出る→フタまわりの汚れがつきにくい
・内鍋がフッ素樹脂加工でご飯のこびりつきも洗いやすく!
・取り扱いが楽になった両手鍋タイプ
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“圧力鍋なのに、電気炊飯器みたいに気軽”という新しい感覚です。

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肉も魚も野菜も“ほろほろ”に。時短なのに絶品
密閉して125℃まで上がる高温・高圧調理で…
・肉や根菜はとろける柔らかさ
・魚は骨までホロホロ
・豆はふっくら
・カレー・シチューは驚くほど早く
・煮込み時間はおよそ1/3に短縮
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忙しい日のごはんづくりを助けてくれる上に、
時短でも時間をかけたように味が染み込むから大変心強いです。
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“おいしい・早い・エコ”の三拍子
調理時間が短い=ガス代節約・CO₂削減。
キッチンに立つ時間も減るのも嬉しいですね◎
環境にも家計にも優しい調理道具です。
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60年以上続くアフターサポート
鋳物屋のすごさは、買った後にも続きます!
・パッキン・部品の供給
・修理や交換の相談
・40〜60年前の製品でも部品提供可能(感動です!)
「安心して長く使える道具をつくる」
という想いのもと、昔の製品のパーツさえ作り続けている誠実さに、胸を打たれました。
まさに、多くのファンがいる理由ですね。

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勉強会を終えて
“生活の土台を支える道具”だと実感
鋳物屋さんの圧力鍋は、ただの調理器具ではありません。
毎日の食事を豊かにし、暮らしを整えてくれる道具。
ごはんづくりがラクに、そして楽しくなる。そんな力を持った圧力鍋だと実感しました。
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さいごに
“誠実で確かなものづくり”をお客様へ
大正7年から続く昔ながらの鋳造技術。
手仕事のあたたかさと、まじめな姿勢がぎゅっと詰まった圧力鍋です。
ムスビガーデンでは、道具だけでなく、その背景にある物語も一緒に届けたい。
気になる方は、お気軽にスタッフへ声をかけてくださいね。